6/29(月)開催 ビジュアルプログラミング言語 ビスケット @viscuit 開発者 原田康徳「コンピュータの本質を新規開発に活かす」
■イベント概要
コンピュータの本質を新規開発に活かす
役に立つものを作らないプログラミング・思考ツールとして、コンピュータとは何か、情報とは何か、建築の基礎を学ぶために積み木で遊ぶような150分。
パソコンは1人1台が当たり前の時代となり、プログラミングが多くの場で使われています。しかし現在流行しているプログラミング言語を用いてのプログラミングでは、言語にフォーカスがいくためコンピュータが持つ本質が見失われがちです。
プログラミングがプログラマーだけのものになると情報化社会は専門家だけによるものになってしまいます。今や小学生でもプログラミングが可能な時代ですが、プログラミング言語の取得は本当に必要なのでしょうか?プログラミング言語の学びに囚われてコンピュータの本質を見失ってはいないでしょうか?
今回は1人に1台タブレットを用意し、プログラミング未経験者でもできる「ビスケット」を使い実際にプログラミングをおこなっていただきます。ビスケットは「いわゆるプログラミング言語を書くのではないプログラムなので、プログラミング未経験者でも「コンピュータ」「プログラミングの本質・可能性を直感的に感じていただけます。「コンピュータ業界、プログラミング業界は既にレッドオーシャンだ」と感じている方にこそ、意外な発見をしてもらえるかもしれません。
今回はその「ビスケット」の開発者である原田康徳氏を迎え、グループディスカッションでは、プログラミング・コンピュータの本質に関して、そしてこれからの新規開発へのコンピュータの活かし方について議論していきます。
※プログラミング技術の習得を目的としたものではありません。
■ビスケットとは?
2003年にNTTの研究で開発された「誰でもプログラミングを体験してコンピュータの本質が理解できる」をコンセプトとしたビジュアルプログラミング言語です。インターネットにつながったパソコンがあれば、ブラウザ上で自由自在にプログラミングができます。もう少しでスマホ・タブレット版がリリースされます 。
ビジュアルプログラミング言語「VISCUIT|ビスケット」//www.viscuit.com/
■講演者プロフィール
計算機科学者、ワークショップデザイナー
原田 康徳 (はらだ やすのり)
1963年北海道生まれ。92年北海道大学大学院情報工学専攻博士後期課程修了。同年日本電信電話株式会社 NTT基礎研究所 98年-2001年JSTさきがけ研究員。04年〜06年IPA未踏ソフトウェアプロジェクトマネージャ兼務、NTT コミュニケーション科学基礎研究所を経て、現在は合同会社デジタルポケット代表。
変わったインタフェース、プログラミング言語の研究を行い、2003年にその集大成であるViscuit(ビスケット)を発明する。博士(工学)。
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