今回の講師は東京大学大学院情報学環教授 5GMFネットワーク委員会委員長の中尾彰宏先生です。
テーマは「5Gモバイル標準化最前線」 第1回目の勉強会。次世代モバイルネットワークアーキテクチャ徹底解説です。
遅延なく、高速で、いっぱいの人がフレキシブルに使えるというのが5Gの要件だとか。
5Gを実現するには、物理層(デバイス)に近いところに仕組みが入るそうです。( => モバイルエッジコンピューティング)
遅延は5Gの1ミリ秒、4G(LTE)は10ミリ秒(携帯〜基地局)、基地局からインターネットはなんと100〜500ミリ秒ぐらいあるそうです。4Gに比べてタイムラグがなくなり、通信速度も速くなるんですねー
5Gのリソースは、車・動画・IOTなど用途ごとに分けようとしています。
携帯 > 基地局 > インターネット > 基地局 > 携帯 (現状)
携帯 > 基地局 + コンピューティング > 携帯 (5G)
実験として、5Gの仕組み(用途ごとにリソースの振り分け)を転用すると、アプリごとに通信のリソースを決めることが出来ます。
今後は、基地局側にプログラムを組み込む時代が来るそうです。
アプリを作るのと同じ感覚で、基地局側も作る時代がくると中尾先生はおっしゃっています。
5Gのテクノロジーはセンターの青丸部分のアプリケーションが中心です。
平日にもかかわらず、最終的には40名超の方にご参加いただき、大盛況となりました。
今回は「5Gモバイル標準化最前線」第1弾でしたので、第2弾にも期待が高まりますね。
講師をしていただいた、東京大学大学院情報学環教授 中尾彰宏先生のHPはこちら
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