REPORT2023.12.22

MasterVisions「トップダンサーによる遠隔自由視点レッスン」レポート

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12月18日(月)、支援先スタートアップであるMasterVisionsが自由視点映像を使った遠隔ダンスレッスンをサービス化の一環として実施しました。このサービスは、京都府亀岡市のスタジオと東京のスタジオを遠隔でつなぎ、デジタル技術を用いて、普段は指導してもらうことができないトップダンサーから指導を受けられるという初の試みです。

通常のオンラインレッスンと違うのは、スタジオに設置した16台のカメラでダンスを撮影し、それを手元のスマートフォンやタブレットで360度自由なアングルから視聴できる自由視点映像サービスを使い、死角なく隅々まで見ながら指導をしてもらえるということ。これまでにない新たな体験を実現したいという思いから、このプロジェクトが立ち上がりました。

そして指導者として協力してくれたのは、数々のアーティストと至高のエンタメをつくりあげてきたトップダンサー・50(FIFTY)氏。今回はそんな50氏と3組の方々とのパーソナルレッスンが実現しました。まず、事前にレッスン生の皆さんがアドバイスをもらいたいダンスを自由視点映像で撮影します。その映像に50氏が赤ペンチェック&アドバイスを入れて事前にフィードバック。そしてレッスン本番での指導を受けて、さらに自由視点映像で撮影し、最終的なフィードバックを受けるという流れで行いました。

レッスン生の方々は2組が個人参加で、1組はグループ参加。プロとのレッスンに緊張している様子も見受けられましたが、なかなかない貴重な機会ということで、短い時間の中で教えてもらいたいことを一生懸命質問している姿が印象的でした。そんな皆さんの質問に50氏も全力で答え、「ダンスを通して自分のやりたいことをもっと自由に表現していってほしい」という熱い思いが皆さんにも伝わっているようでした。また、その場で自由視点映像を確認しながらの指導も行いました。

今回が初の取り組みということで、さまざまな改善点もありましたが、レッスン生の皆さんは大喜びだったとのこと。また50氏は自由視点映像について、「360度見えることで、普段は正面や後ろからしか見えない部分が、横からでも斜めからでもいろんな角度から見えて体の動きが確認しやすい。さらに立体感が出て、振り付けにも活きてくるのではないか。」と話しました。

MasterVisions・澤山氏も「今回の取り組みを踏まえて、さらにブラッシュアップしていきたい」といいます。今後、このサービスを参加者の方々からの貴重なご意見を伺いながら改良を進め、マーケットを拡大していく予定です。どうぞご期待ください!