福岡県糸島市 市長定例記者会見レポート

2022/06/09
福岡県糸島市 市長定例記者会見レポート

Tokyo 5G boosters Projectの活躍の場を広げるため、5月26日(木)に行われた福岡県糸島市 市長定例記者会見に、 我がインフォシティグループの高野雅晴氏が出席。糸島サイエンス・ヴィレッジにおけるローカル5G実装の発表に同席、その趣旨を発表しました。

定例会見の様子
一番左が高野雅晴氏

糸島サイエンス・ヴィレッジの実現に向け、2021年10月1日に糸島市と九州大学や民間企業・金融機関が一体となって 「一般社団法人SVI推進協議会(SVI)」を設立。このSVIが自己土地のみで活用できるローカル5Gの機器を、 糸島市の市有地(志摩馬場)に実装しました。 今回のローカル5Gは、SVIが九州大学の知的資源の活用をはじめ、幅広く新技術を実用化・事業化につなげ、 研究・産業集積や交流創出を実現するためのプロジェクトの1つです(高野氏はSVIの理事でもあり、ローカル5Gプロジェクトを担当しています)。

SVIは日清紡ホールディングス株式会社と共同事業協定を締結、その一環として日清紡が今回のローカル5G基地局を設置しました。 このローカル5G環境を活用し、日清紡は、5G電波が当該敷地内できちんと届いているか、他の土地にはみ出していないかなどの実証実験を2年間行います。
設置したローカル5G基地局を開発したのは、日清紡の系列企業である日本無線株式会社です。 同社が開発したシミュレーションベースド・フレキシブル・アンテナ Simulation-based flexible antenna「SFA」を駆使することで、 設計時にシミュレーションした複雑な形状のエリアに対して、実際に設計通りの効率的な電波利用が可能となることが特長となります。

今後、九州大学の学生団体「QSIP(キューシップ)」の環境計測装置の測定精度の確認や評価、 菜園でのリアルタイム環境情報の可視化等の実証実験など、ローカル5Gの実証実験を展開しながら、 他のプロジェクトに関しても第2弾、第3弾と準備が進んでいます。 具体的なプロジェクトを実行することで、研究機関や企業、研究者、学生、地元住民たちが集い、研究、実証、開発、 そして交流機能を有した「糸島サイエンス・ヴィレッジ」を育む構想です。

このプロジェクトの詳しい詳細は、糸島市のホームページ(詳しくはこちら) からもご覧いただけます。

我々インフォシティグループも支援していきますので、今後の動向をどうぞお楽しみに!

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