「The 9th Global 5G Event」レポート
9月20日(火)~21日(水)にホテルニューオータニにて、第5世代モバイル推進フォーラム(5GMF)と総務省の共催の「第9回グローバル5Gイベント」が開催されました。
2日間に渡ってワークショップを行い、会場には日本の5G推進に関する取り組みが展示されました。
このグローバルイベントで、我々の5Gプロモーター事業も紹介! 世界に発信できる貴重な機会となった当日の様子をお届けします。
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21日(水)に5Gのサービス高度化に向けた日本の取り組みについて、スペシャルセッションが行われました。
ステージに登壇したのは、東京大学・中尾彰宏教授、株式会社ビットメディア・高野雅晴氏、テレポート株式会社・平野友康氏、
ソニーグループ株式会社・野本和正氏。それぞれ10分間の講演を行いました。また、モデレーターを株式会社インフォシティの岩浪剛太氏が務めました。
※我がインフォシティグループからは、株式会社インフォシティ・岩浪氏と株式会社ビットメディア・高野氏が出席。
そしてインフォシティグループが支援するスタートアップ企業からは、テレポート株式会社・平野氏と株式会社FLARE SYSTEMSのコア技術を研究開発した
東京大学・中尾教授が出席しました。
まず、ソニーグループ株式会社・野本氏が講演。エンターテイメントコンテンツ制作に関する5Gの実証実験の取り組みを紹介し、 新たなVR・AR等のXRと呼ばれるコンテンツ体験に関する5Gへの期待についてお話されました。
続いて株式会社ビットメディア・高野氏は、都市と地域のDX推進プロジェクト「DX Yourself」について講演。 「Tokyo 5G Boosters Project」や二子玉川での実証実験、糸島プロジェクト、Devcafeの取り組みなどを紹介しました。
続いてテレポート株式会社・平野氏は、社会的基盤の民主化「5Gによって出現するコミュニティメディア」について講演。 社会インフラの民主化が必要であると語り、テレポートとメタバースの実証実験を行った「MUTEK」の様子も動画で紹介しました。
最後に東大・中尾教授が講演。5Gにおいて「民主化」と「迅速展開性」が重要であり、ユーザーの求めるサービスに、 忠実かつ迅速に向き合うことが競争力につながると語りました。
その後、岩浪氏の進行のもと、パネルディスカッションの時間も設けられました。
野本氏は「スポーツなどのエンターテイメントコンテンツに5Gを活用し、これまでにないようなスポーツ観戦を実現していきたい」とのこと。
また、スタートアップ企業の支援をしている高野氏は「違うことをやっているそれぞれの会社が情報交換をしながらつながっていくと、
また新たなステージに進んでいける」と日々ワクワクしている心境を語りました。
それを受けて「面白がってやるということが重要だ」と話す岩浪氏。
さらに平野氏も「遊びが大事だ」という観点から、「会社や仕事が遊びになる時代が来る」と話しました。
最後に中尾教授は「5Gの価値を追い求めていない人たちをどうやって巻き込んでいけるかというのが一つのポイントで、ローカル5Gはその一つの起爆剤」
「人々が通信にどんな価値を求めるのかということを考えて取り組んでいくことが重要だ」と話しました。
5Gについて、それぞれの視点から語られたお話はどれも興味深く、非常に有意義な時間となりました。
今後、このDevcafeでも5Gにおけるさまざまな実証実験を行う予定です。そちらの動向もどうぞお楽しみに!