「Inter BEE 2022」レポート
11月16日(水)から18日(金)まで、「Inter BEE 2022」が幕張メッセにて開催されました。 今年で58回を迎えるInter BEEは、日本随一の音・映像・通信のプロフェッショナル展として、 コンテンツビジネスに関わる最新のイノベーションが集結する国際展示会です。
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そして18日(金)、このイベントで行われているINTER BEE FORUM 基調講演に株式会社ビットメディア・高野雅晴氏とテレポート株式会社・平野友康氏が出席。「放送メディアのパラダイムシフト:参加型デジタル空間による新たな価値・多様性の創生」をテーマに行われた講演とパネルディスカッションの様子をレポートします。
平野氏は、自身が開発したテレポートについて紹介。それを使って社会インフラの民主化を目指していると話し、テレポートとメタバースの実証実験を行った「MUTEK」、糸島や二子玉川、越谷レイクタウンなどで行った実証実験の様子を紹介しました。最後に「テレポートのような社会的ソフトウェアを開発して実証実験を繰り返し、社会実装されることによって人と人とがつながるコミュニティーメディアが生まれる。それが人々の楽しい毎日につながる。」と締めました。
高野氏は、5Gに関する取り組みについて講演。「Tokyo 5G Boosters Project」に採択されたインフォシティグループの取り組みについて説明し、都市と地域のDX推進プロジェクト「DX Yourself」で進めている二子玉川での実証実験、糸島プロジェクト、Devcafeでのイベント「DXY Lounge」などについて紹介しました。そして高野氏が今、技術的に注目しているのが5Gブロードキャスト。今後、日清紡と連携して進めていきたいと思いを語りました。
さらに、「Tokyo 5G Boosters Project」にも関わりのある早稲田大学・斉藤賢爾教授(インフォシティグループの支援先であるビヨンドブロックチェーン株式会社ファウンダー)と九州大学・原田裕一教授も講演しました。斉藤教授はリモートでの参加です。このリモートも平野氏が開発したテレポートの機能を使って行われました。
そして最後にパネルディスカッションの時間が設けられ、それぞれの見解を話し合います。
平野氏は「仲間のような人間関係からメディアは生まれる」と話し、高野氏は「持続可能な未来を目指して今の事業を進めていきたい」と話しました。
このように、我々インフォシティグループおよびスタートアップ企業の取り組みについても発信できたイベントとなりました。今後も発信・交流の場を増やし、「DX Yourself」の実現に向かって進んでいきます!