アカデミーキャンプ 2023冬「AI と描く近未来の絵本」イベントレポート
1月7日(土)~9日(月)の3日間、アカデミーキャンプ 2023冬「AI と描く近未来の絵本」がDevcafeにて開催されました。アカデミーキャンプは、スタートアップ企業の1社であるビヨンドブロックチェーン株式会社ファウンダーの斉藤賢爾氏が代表を務めており、2011年から活動を続け、昨年からは「アカデミーキャンプ VR」の活動を継続して行っています。2022年は、文章を入力すると、その説明に沿った画像を自動的に生成するAIが続々と発表された年でした。そこで、今回のテーマは『近未来の絵本づくり』。"絵本のストーリーも絵もすべてAIを使って作ってみよう!"ということで、小学2年生~中学3年生までの子どもたち13名が参加し、それぞれAIと一緒に絵本づくりに挑戦しました。
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まずはそれぞれ自己紹介をして親睦を深め、いろんな絵本と触れ合います。
そして2人一組になり、AIを使って絵本作りがスタート。
まずはOpenAIの「ChatGPT」を使って、ストーリーを作成します。「犬が主役の面白い物語を教えて!」などと伝えると、勝手にAIがストーリーを作成してくれるという興味深いアプリです。
そして、そのストーリーをヒントに「DeepL翻訳」というアプリで日本語を英語に翻訳。そこで翻訳した英文を「DreamStudio」というアプリに入力して画像を作成します。
最後に、作成したストーリーと画像を合わせて「Keynote」で絵本にしていきます。
みんなそれぞれかわいい動物の画像を作成していて、とても楽しげに取り組んでいました。そんな中、なかなか思うような画像が作成できずに苦戦する子どもたちも。協力し合い、どうしたらいいかを考えながら、それぞれのペースで進めていきます。
そして途中経過の発表会。実際にある絵本からいろいろなヒントを得て作成したというグループや、作成途中でこんな面白い画像が生まれたと報告するグループ、ストーリーに合わせて画像を作るのが難しかったと話すグループなど、さまざまな意見が飛び交いました。
Devcafe取材班も初めて使うAIに興味津々。子どもたちが当たり前のように使いこなしている様子に驚きつつも、AIと共に生きるのが当たり前の時代なのだと実感しました。また、AIと一緒に新しいモノを作り出すには使う側の工夫が必要。子どもたちもみんな、楽しみながら工夫を凝らしている姿が印象的でした。
新しい種類の創造にチャレンジし続けるアカデミーキャンプの今後の活動にも注目です!