「ISE 2025」レポート 2日目

2月5日(水)、2日目のISE 2025は、なお盛り上がりを見せています! 広大なバルセロナ・グラン・ビア国際展示場(Fira de Barcelona Gran Vía)には1,600以上の出展者が参加しており、2日かけても全てを見て回ることができないほどの展示数となっています。

華やかなLEDビジョンやプロジェクションの展示
数多くのブースがひしめき合う中を華やかに彩るのが、LEDビジョンやプロジェクションの展示。 各社が様々な工夫を凝らしたコンテンツを用意しており、来場者の目を楽しませています。 イマーシブ空間など体験型イベントが世界的に流行していることを肌で感じることができました。

7つのプロジェクターを組み合わせた巨大で高精細な映像演出

滝の中に入るような演出

まるで惑星が浮かんでいるような様子に思わず息を飲みます
世界標準の接続技術になっている、NDIの「エコシステム」
今回我々が注目したのは、NDI(ネットワーク・デバイス・インターフェース)による「エコシステム ブース」。プロAVの世界におけるNDIのエコシステムの影響と範囲を紹介しています。 世界中の数多くのパートナーを集結させ、NDI が急速に世界中のシステム インテグレーターやユーザーにとって標準の接続技術になっていることをアピールしていました。


NDIエンコーダーを紹介

最新の製品とソリューションを紹介
NDIは、IP ネットワークを経由してビデオとオーディオストリームを伝送する方式(IP 伝送方式)のひとつ。IP を利用したライブ映像制作ワークフロー支援を目的として開発され、現在世界で最も利用されている IP 伝送テクノロジーです。
しかしISE2025では、ライブ映像制作に限らないプロAV分野での活用を大々的に紹介していたことが印象的でした。

特に象徴的だったのが、SalrayWorksが展示していた「NoT」。 こちらのデバイスはNDIを用いて、ネットワーク上の映像や音声に加え、ステージ幕や照明までもコントロールすることができます。 このNoTは「NDI OF THINGS」の略称で、まさにライブ映像制作向けのIP 伝送テクノロジーがその垣根を超えて、様々な分野で活用される未来を物語っているようでした。

おまけ情報。
円安であることも重なり、ISE会場にあるレストランでのランチは日本人にとって高額です…。スタッフが見て回ったところ、通常のランチセットはなんと平均25ユーロ(約3,960円)程度でした。 会場中を必死で探し回り、上の写真の店舗で発見した9.50ユーロ(約1,500円)のハンバーガーで、なんとかお腹を満たしました。 日本からISE2025へお越しの方は、スーパーマーケットでお弁当などを購入しておいた方が良いかもしれません…。