【速報】北米最大のプロAV展「InfoComm 2025」が開幕!現地から最新動向をレポート

2025/06/12
【速報】北米最大のプロAV展「InfoComm 2025」が開幕!現地から最新動向をレポート

プロAV業界に特化した北米最大の技術展示会「InfoComm 2025」が、6月11日(水)にフロリダ州オーランドで開幕しました。

本イベントはオーランドとラスベガスで会場を移しながら毎年開催されており、昨年(2024年)は世界各国から833社の企業・団体が出展し、125カ国から30,271人の来場者が訪れました。
会場ではオーディオ、オンライン会議システム、デジタルサイネージ、LEDディスプレイなど、プロAV業界に関連する多岐にわたる製品が展示され、業界のトレンドを牽引する重要なイベントとなっています。

凝縮して紹介される最新トレンド

会場であるオレンジ・カウンティ・コンベンション・センターの展示スペースは約38,090㎡。今年2月にスペイン・バルセロナで開催された世界最大級のプロAVイベント「ISE 2025」(展示スペース約92,000㎡)と比較すると、半分以下の規模です。

「ISE 2025」レポート記事はこちら

しかし、実際に会場へ足を踏み入れると、その規模とは裏腹に、業界のトレンドが凝縮されていることに驚かされます。

来場者で溢れ、所狭しと賑わう会場
各社のブースは、ISEに比べてコンパクトにまとめられている
有名企業でも数を絞ったコンパクトな展示で、主張が単純明快に

会場規模に合わせ、各社のブースもISEなどと比較してコンパクトですが、その分、主張したい製品やテーマを絞り込み、展示内容が凝縮されている印象です。大規模な展示会では、各ブースの多岐にわたる展示内容を把握するのに時間がかかりがちですが、InfoCommでは一目でメッセージが伝わる明快さが魅力と言えるでしょう。
その一方で、多くのメーカーが新製品をはじめとする重要な発表を行っており、会場は来場者の高い熱気に包まれていました。

InfoComm 2025で見えるプロAV業界の焦点

InfoComm 2025では、プロAV業界の現在と未来を形作る主要な技術とトレンドとして、「AI」「会議とコラボレーション」「没入型体験」「デジタルサイネージ」「学習空間」「AVとITの融合」、そして「ビジネス管理と持続可能性」に焦点が当てられています。

企業のハイブリッドワークが進化するにつれて、IT・AV部門の責任者は、コスト、持続可能性、セキュリティといった要件を管理しつつ、よりスマートで柔軟性の高い環境を提供するという課題に直面しています。そうしたニーズに応えるべく、各メーカーがInfoCommで行う発表に注目が集まっています。

HPは、Googleとの提携により開発した3Dビデオコミュニケーションプラットフォーム「HP Dimension with Google Beam」を発表
創立100周年を迎えたSHUREが、Teams認定のIntelliMix FoundationシステムとMXN-6スピーカーを発表
Magewellが、Pro Convertラインの新製品と、全く新しいPro Convertデバイスファミリーを発表
Yealinkは、新製品のMeetingBoard Proをはじめとする、最新のイノベーションとAIを活用したコラボレーション機能を展示

InfoComm 2025は、6月11日(水)から13日(金)までの3日間、開催されています。
本展示会で発表されるイノベーションの数々については、後日Devcafeにて詳報をお届けする予定です。

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